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望月おとさんの日記
ばいばいのその先
[作成日] 2019-07-17 19:25:02
仕事を辞めました。今は別の会社に勤務しています。
前の会社で築いた自分の居場所。でも、簡易なまさに藁の家のようで、ふぅっと吹き荒れた風に一瞬にして無くなってしまった。
それでも気丈に振る舞っていたし、できないながらも真面目に働いた。届かないかもしれないけど、たった一人でも「アイツ頑張ってんな」って思ってくれたらいいなって。
だけど、社会は学校と違うから【頑張る】のは当たり前で、どれだけ頑張っても誉めてくれる人は、まぁいない。もし、誉めてくれる人が近くにいるのだとしたら、その方はとても素晴らしい人だと思う。
最終日。これまで関わっていただいた皆さんに挨拶をした。辞める人間に対して、素っ気ない挨拶をする人もいれば、惜しんでくれる人もいた。中でも、他の会社の方々が温かくて……。
外側だから見えることもあるのだと気づかせてくれた。と同時に恥ずかしくなった……。そんなところまで見てたの!?って(笑)
別れや終わりは、ゼロからのスタートにはならないと個人的に思っています。これまでの経緯で得たものは消えることなく、自分の人生に必ず残る。いいことも悪いことも。だから、人は前に進んでいけるし、自分というものが構築されていくのだと思う。
もちろん前に進んでいくだけがすべてじゃない。立ち止まることが必要なときだってある。でも、人生は自分で決めるものだから。自分に嘘をついても、あとで苦しくなるのは紛れもなく自分自身。
今は気持ちが晴れやかで、執筆意欲しかない。どんな自分でも読者の方は物語の続きを待っている。重い心じゃ何もうまくいかない。そう思って、前の職場とサヨナラしました。
この先、何があるかわからないけど、私は私の人生を歩いていくことに変わりはなく、自分の心とまっすぐ向き合って、自分という個体を構築していきたいです。