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蒼井シリウスさんの日記

モチベーションについて
[作成日] 2014-02-12 08:56:04
先ずは、昨日は『礼節の交わり』を“ピックアップ”に載せていただき、ありがとうございました。

前の作品なのに、驚いております。
“ショートショート”で終わらせるつもりが、書いているうちに思い入れが深くなり、それぞれのキャラを立て、情景描写、心理描写に重点を置いて別の物語になってしまった作品です。

今あらためてこの作品を選んでくださった方々にお礼申し上げます。



今日は創作のモチベーションについて少し……。

『ストロベリーナイト』の原作者である誉田哲也氏がある本で言っていました。

ぼくが作家とよく似てるなと思うのは、日曜日にそばを打つお父さん。
もしお父さんが家族においしいそばを食べさせたいと本当に思うなら、スーパーで買ってくるのが一番なんです。
だけどお父さんは、うまいそばを食べさせたいわけではなくて、自分が打ったそばを家族に食べさせて「おいしいわよ、お父さん」って家族にほめられたい。
これが欲求なんです。
作家もいっしょで、自分の作ったものをみんなに読んで、ほめてもらいたいだけなんです。


そうなんです。
ただ単に、面白い小説や小噺をみんなに読んでもらいたいと思っているなら、誰かの作った面白い小説や小噺を“紹介”すればいいだけなんです。
なかにはそれで満足する人もいるでしょう、例えばそれが“ピックアップ”機能です。
ですが作家と呼ばれる人は違う、自分の作ったものを、ほめてもらいたいんです。

「いや、私はただ好きで書いているだけだ。どう評価されようが構わない」
そうゆう人も中にはいるかもしれません。
でもそうゆう人は、ここにはいないと思います。
ここに載せた時点で“評価”を得たいと思っているからです。

「いや、わかる人にわかってもらえれば、それでいい」
それさえも“わかる人の評価”が欲しいのです。

「それ、いまさら言うことでなく、当たり前のことだよ」
実は私は今まで漠然としたモチベーションで書いていました。
ただ“いい作品”、“面白い作品”を“書かなければならない”というモチベーションです。
それが誉田氏の言葉に触れて「なるほど、そうだったのか!」とやっと自分の思いを言語化できた気がします。

いい作品、面白い作品を作ろう頑張るのは、ただ単に、読んだ人にほめてもらいたいからなんです。
だから私は今日もせっせと書き続けます。
単純です(笑)

日記へのコメント

作家は読者を選べない。
自分が書きたいことを書いただけでは作家にはなれない。

みんな自分の苦労話を話したいと思う。
私もです(笑)
でも、それを聞きたいと思う人はどれくらいいるでしょう?

一度は聞いてくれるかもしれないけど、それが面白くなかったら二度目はない。
でも、話し方を考えて、面白おかしく話したら、次の話も聞いてくれるかもしれません。

小説も同じことだと思います。
その“面白おかしく書く”ところが作家の努力すべきところであって、決して、自己主張の押し売りだけであってはいけない。

と、私は自己主張します(笑)
[投稿者]蒼井シリウスさん [投稿日]2014-02-12 12:47:53
 何だか深い話でうんうんうなずいちゃいました。

 でもやはり、シリウスさんの、そのおはなしの解釈の仕方にじーんときました。
 成る程・・・・・・です。

 欲求って大事ですね。
 自分が、自分が!ってこういう世界では大事なんだと思います。

 勉強になりました♪(^υ^)
[投稿者]エリア∞さん [投稿日]2014-02-12 11:24:00

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