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蒼井シリウスさんの日記

評価について
[作成日] 2014-02-13 09:40:49
ここのサイトに作品を載せたからには、“評価”が気になります。
その指数となるのはPV、拍手、しおり、レビュー。
いい出来だと思ったショートショートがPV9千超えなのに拍手7つ。
わかりやすいです(笑)
勉強になります。

私が思想的に敬愛するミステリ作家に森博嗣氏がいます。
氏はある本でこう語っています。

作家志望の人は何を目的にして作家になろうとしているのだろうか?
「お金を稼ぎたい」という意味なのか、それとも「広く沢山の人たちに認められて人気者になりたい」という意味なのか、どちらかだろう。
中略
「人気者になりたい」というのは、「他人に好かれたい」ということであるから、そうゆう人が作家になると、作品をちょっと貶(けな)されただけでスランプになったりする。それ以前に、作品を少し書いただけで、すぐ誰かに読んでもらい、その反応が知りたくなるだろう。期待通りの批評をされないと、その先を書くことができなくなる。
中略
はっきりしている事実がひとつある。どんな酷い作品でも誰かは褒めてくれる。どんなに優れた作品でも、誰かは貶す。人間のばらつきは、それくらい広い。
だから、他者の評価をいちいち気にして、万人に認められるものを書こう、などと考えない方が良い。

私はまさに氏の言う“ダメダメ作家”です(笑)
氏は作家としては“優等生”です。
氏は国家公務員のくせに、ビジネスのために小説を書き始めました。
初めて自分なりに書いた推理小説を出版社に持ち込み、それが出版社に評価され、あれよあれよ言う間にメジャーになってしまいました。
今ではもう使いきれなほど金を稼いだから、と言って、引退宣言しています(笑)

氏は話をこうしめくくっています。

『どれだけの人数があなたの作品に金を払うか、ということが(それだけが)問題である』

えー、でもそれって『万人に認めらるようなものを書け』っていうことじゃないんですか?

評価を気にするなってこと?
評価を気にしろってこと?
どっち?
天才作家の理論の矛盾を突いて、悦に浸ってるシリウスです。

ま、一言で言うと、『評価が悪くてもいちいち悲観せず、評価を上げるために書き続けろ』ということですかな? 

日記へのコメント

天才でもやはり世に出る“バランス感覚”が必要だと思います。
たとえばミステリの場合、ただ単に奇抜な天才的なトリックを考えただけではだめで(多分、アイデアだけならごまんと持つ人はいるでしょう)、それを最低限人に読ませるため、人が読める形に出来る人が“天才作家”と“呼ばれる”のだと思います。

その“最低限人が読める形”が“万人向け”ということではないでしょうか?

“天才”は人間の呼称で、“天才作家”というのは決められたカテゴリーの中での“天才”です。
そのカテゴリーに入るにはそれなりのバランスが必要だと思います。
[投稿者]蒼井シリウスさん [投稿日]2014-02-14 10:24:17
以前から疑問に思う事があります。

それは天才に一般受けする能力があるのか?

と言う事です。

でも現実に万人受けする天才はいますよね。

作者さまが敬愛する作家も天才でしょう。

ひとつだけ言えるのは、天才は万人を変えます。

例えば小説ならば面白いと言う価値観を変えてしまうのではないのでしょうか。

それは万人受けを狙っては出来ません。

見透かされますよね。読者は決して馬鹿ではありませんから。

結果、万人受けの作品になる。


『えっ…私、そんな事言ったかなぁ。あっ、本当だ。覚えてないなぁ。ごめんね』

(んな、アホな…真に受けた私がアホなのかいな)

これ実話なり。
[投稿者]頓田森君子さん [投稿日]2014-02-14 04:59:35
森氏の解釈には、もうひとつあると思います。
『サイレント・マジョリティ』を気にかけろ、ということかもしれません。
声を上げるものは極少数です。
褒める者しかり、貶すものしかり。
その少数の声に一喜一憂するな。
その他、大多数の声なき読者に目を向けろ。
ではないかとも思います。

その彼らの意思表示が、本を買うということで、それだけでしか、自分がどれだけ売れているかわかりようがないからです。
それが森氏のいう“評価”かもしれません。

どうか、声なき大多数の方、声なき意思表示を、今後もお願い致します(笑)
[投稿者]蒼井シリウスさん [投稿日]2014-02-13 17:12:35

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