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「今から恋を始めよう」の8回目のピックアップありがとうございます。
通算215回目のピックアップです！

2日連続であざます。
すみません。新作を公開してないのに・・・

えぇ・・・
優しい催促と生存確認ですよね？
はい。分かっとります。

んで、どこにも遊びに行ってないし、仕事もクソ忙しいので2日も続けて日記に書く事がなくて申し訳ないです（ｽﾐﾏｾﾝ）
って事でショートショートストーリーです。
ご笑覧ください。

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「大久保さん、今年は大変な事になりましたね・・・」
「美緒、もしかしてあの時の事を思い出してる？」
「・・・」

忘れもしない1919年。私は巷で流行っていたスペイン風邪になった。

19.19と20.20と数字が繰り返される年にイヤな事がある。

「あの時、大久保さんが奥様の反対を押し切ってお医者様を呼んでくださった事は決して忘れません」
「100年も前の事だよ」

大久保さんは優しく笑うけど、それがどんなに大変な事だったかは分かってる。

「どんなに化学や医学が発展しても人間には太刀打ちできない事もある」
大久保さんの前世は自然災害で命を落とした。

「人間が試されているのかもしれませんね」
「あぁ」
「非常時に、人間は何を思うのか、何が大事なのか・・・」
「もちろん普段も思っているけど、美緒。大好きだよ」
「大久保さん」
「何があっても離さない」
「私もです」
「ずっと一緒にいよう」
「はい」

人間は試されているのかもしれない。
何が大事で、誰を愛しているのか。

思い出したように100年ぶりに全世界を襲ったパンデミックは
豊かになりすぎて大切なモノを失いかけた人間に問いかけているのかもしれない。

誰を愛して、何を大切にするべきなのか―――


＊＊＊

いつもありがとうございます。
すべての株主様に大久保さんよりキスを送ります☆