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蒼井シリウスさんの日記

官能ベリーショートショート その51
[作成日] 2021-03-26 22:59:17
人生の意味

順子と三度目の逢瀬。
20年間、女房以外の身体を知らなかった俺が、今、順子を、違う女を抱いている。
汗まみれの少しだぶついた順子の腹の上で腰を動かすたびに、吐き出される歓喜の女の声。
突き上げながら、手からあふれる順子の乳房を何度も掴む。
俺の汗が順子濡れた肌の上に落ちる。
この久しぶりの快感と、男としての充足感。
俺は今まで家庭の為に散々苦労して来たんだ。
これは頑張ってきた自分へのご褒美だ。
善悪など関係ない、ただ一瞬の快楽に身を投じたっていいはずだ。
俺は今まで我慢してきたんだ。
そして何が残ったというんだ。
テレビのチャンネルを変える権利もない家庭での俺の地位。
人生なんて一度きり。
自分に与えられた機会を活かして、自分のための選択をして何が悪い。
これからは自分のためにもっと華のある人生にするんだ。
旦那をなくして10年の女と、家庭に居場所のない男。
これからは、今の家庭で満足を装いながら、順子とお互いの人生の不足を補い、お互いの身体を使い、今より良い未来を築いて行くんだ!
ただそれだけだ。
「健二! いっちゃう! 一緒に! お願い一緒に来てっ!」
順子が首をもたげ懇願する。
順子が大股を開き、俺の尻に両手を当て自分に引き付ける。
順子の奥深く俺のものが潜り込む。
ピストン運動というよりはグラインドに近い。
その俺の動きに合わせ順子も腰を揺する。
俺の亀頭を擦る肉圧が上がる。
いい具合だ。
イケそうだ。
「来て! 健二! 中にっ! 来てっ!」
それは不意に来た。
「順子! イクっ!」
グラインドしながら奥を抉る。
「ああっ! 私もイクっ! イクっ!」
俺は無言で顔をしかめた。
どっと、俺の細いところを太いものが通り抜ける。
「ぐはっ!」
それとともに脳を快感が突き抜ける。
続けざまに脈動する俺のもの。
順子はがくがくと身体を震わせた。
順子から力が抜ける。
俺も順子の上に崩れ落ちた。
荒い息の中で感じる男としての満足感。
これこそが人生だ。
順子の横に仰向けに転がる。
順子が俺を見つめる。
「私、決めたわ。私、今まで我慢してきたんだもん。これからは自分の為に生きる。私、健二と一緒に暮らしたい。そのためだったらなんでもする。私、健二の奥さんと話すわ。いいでしょ?」
俺の脳裏に不機嫌な目で俺を見つめる女房の顔が浮かんだ。

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