グランプリ応募作品さまを一通りすべて読ませていただきました。
ここで明確に「これがよかった!」とか「あれが大賞だろう!」と云うことは避けますが、どれも素敵な作品でした。私自身応募しましたが、例えアレが選外でも納得できる出来のものばかりです。
それと、読んでいて、やはり作者の読書経験とは多少なりとも作品執筆に生きてくるのだなあと思いました。
何気ない表現を見ているとこのひとはラノベをよく読んでいるのだとか、あれこのひとまさかあの作家が好きなのかだとか、色々思うところも多かったです。ちなみにわたしは文体的には谷崎潤一郎を、話作り的には宮沢賢治を理想としています。幻想的な世界がすき。
ところで、もしかしてわたしの文章、すこし堅すぎるでしょうか。
特に今回の「心中サアカス」に関しては明治大正あたりが舞台のお話ですので、意識して旧字体を使ったり、ふんわり文語調にしてみたりしましたが、今思うとすこし文章として違う気がしてきました。
このまま突き進むべきなのか、それとももう少しことばを選ぶべきなのか。ほんのちょっぴり、悩んでいます。
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まどろみゆめみさんの日記
文章の癖とか
[作成日] 2021-09-06 15:28:28