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蒼井シリウスさんの日記

官能ベリーショートショート その54
[作成日] 2023-04-30 06:08:36
特訓

「コーチ、やっぱり私には無理です」
初めて見るコーチの太く長く上を向いた男のものを見て、そうつぶやいてしまいました。
コーチの事務室。
ジムで鍛えた贅肉のないの身体。
でも細い腰回りの下から立ち上がったものは、アンバランスなほど太く長く、逞しいものでした。
「ひろみ、口を開けろ」
「無理です。私は出来ません…」
「しっかりやるんだ。おまえの体を通して生まれようとしているプレイがあるのだから。それを生んでいくのがお前の努めなんだ。そのプレイはお前にしか生めないんだぞ。ほらっ!頑張るんだ!」
私は恐る恐る口を開けました。
コーチの太い先が口の中に入ってきました。
「痛っ!歯を立てるやつがあるか!」
「コーチ、やっぱり無理です。私は蘭さんとは素質が違うんです」
「素質が違う?ばかなことを言うな。口が大きければ出来ると言うのか!さっき見たろ?あれはお蘭の努力の結晶だ。誰が最初からよいストロークが出来る? 誰が完璧な素質などもっている?誰もが恵まれた長所をのばし、短所を努力でおぎなって、男に臨んでいるんだ。二度と素質などという言葉を口にするな」
私はもう一度コーチの大きな先端を口に含みました。
歯を当てないよう、唇を巻き込みながらコーチのものを唇で包みました。
「そうだ、俺の根元を握って顔を前後に揺すれ」
やっと指が回るほどのコーチの根元を握るとゆっくりと顔を前に動かしました。
コーチのものが私の舌の上と上顎を擦りながら喉の近くまで来ました。
限界を感じた私は、そこから顔を後ろに引きました。
「そうだ、第1ストロークを支えるのは、第2ストロークだ。頼れる第2ストロークを持っていて初めて強力な第1ストロークを迷いなく出来るんだ!続けろ!自信がつくまで繰り返せ!」
私は顔の前後の動きを速めました。
徐々にスムーズになってきました。
歯も当たりません。
「今度は、もっと奥にだ!」
コーチの先が一度喉に当たりました。
えずいてしまった私。
「あとは精神力だ。ここまでだと思ったときもう1歩粘れ!続けろ!」
涙目で再び咥えました。
「そうだ咥えながら俺の根元を右手で前後にしごいて、左手で玉を揉むんだ」
その通りにしました。
次の瞬間。
「ううっ!」
コーチの先端から私の口の中に何か熱いものが吹き出して来たのです。
ああ、そのとき私は思ったのです。
(少しは粘れよ)

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