エクスタシーを感じることはできるのでしょうか?
実は、そういう人を知っています。その人は、自分を調教する人の前に座り、「逝け」と命令されながら、じっと見つめあうだけで、ある種のエクスタシーというか絶頂感を覚えます。
その方は、一般的な意味で、性的興奮の重要なファクターである、「触れる」、「擦る」、「掴む」、「弄る?」などの触刺激を必ずしも必要としません。
それを補う刺激を、メンタルな部分で作り出して、その刺激によるエクスタシーを自分の中で自己完結させてしまう能力があるのでしょう。
それは、その人が女として、マゾヒストとして、自分のからだで積み重ねた経験に基づくものなのかもしれません。
そういう女を表現してみたくて、「餓えた花びらへの罠」という章を書いてみました。
でも、難しくて、消化不良のようです。
逝きたくても逝けない・・・そんな感じがしています。
そう言えば、人は快感を、体で感じるんでしょうか?
それとも、脳細胞で感じるんでしょうか?
もしも、脳細胞なら、それが人から与えられたものでも、人から与えられていると感じた、自分が生み出したものでも、結果は同じになってしまいますよね。
そう考えると、自己完結するしかないのかもしれませんね。
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美和さんの日記
目を合わせただけで・・・
[作成日] 2014-06-04 08:10:54