『待ちに待った瞬間』
夫は夜のある時間になると、テレビの前に陣取り、焼酎の入ったグラスを持って、じっと待つようになった。
しばらくして、テレビからその映像と音声が流れてきた。
「ちょっと、飲んでみ? ちょっと……間接キッスしてみ?」
夫は、はにかんでグラスを傾けた。
馬鹿だこいつ……。
完
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
小噺集 その41
[作成日] 2014-06-27 08:10:30
ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!
当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから