u175921さん、レビューありがとうございました。
最近、テレビでも怖い話の特集が多くなったので、私も書いてみた次第です。
実は、あの話……、
私の住んでいるところからほど近い山の中に、切り立った崖があるのですが、そこに大きな岩があって……それには昔からの言い伝えがあって……、
というのは、まったくの嘘です(笑)
今回の話は100%と私の創作話なのでご安心を……。
でも、今回、あるホラー小説をモチーフに書きました。
それは『ぼっけえ、きょうてえ』といいまして、第6回日本ホラー小説大賞を受賞した岩井志麻子の短編小説です。
拝借したのは、小説の形式です。
「ぼっけえ、きょうてえ」とは岡山の方言で「とても、怖い」という意味だそうです。
(発音のイントネーションがどこにあるかわかりませんが……)
内容は、一人の女郎が男客相手に、自分の生い立ちを、岡山の方言で“一人語り”する形式になっています。
それは徐々に身の毛のよだつような話になっていくのです……。
その“一人語り”の形式を使ってみました。
でも、これは真新しい形式ではなく、古くから使われている“型”のひとつです。
私もここでは何回か使っております。
ただ、今までは、“目の前にいない人に対しての思い”として語らせましたが、今回は“目の前の人に向かって語る”形式です。
小説の書き方には、まだまだ可能性があります。
これからも研究していきます。
ちなみに、その作者の岩井志麻子ですが、今では自称“エロおばさん”として、エッセイとかテレビでは自身の男性遍歴を交え、過激なエロバカ話を持ち味に活躍しているようです。
機会があれば、一読を……。
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
『ぼっけえ、きょうてえ』
[作成日] 2014-07-30 09:17:59