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蒼井シリウスさんの日記

シリウスの小説執筆方法論 第6回
[作成日] 2014-11-25 16:12:23
昨日、子ども向けの“上手く作文が書ける本”みたいなのを読んで、これは小説にもいえることだな、と思い紹介します。

例えばこんな文章があったとしましょう。

≫僕は今日彼女に会った。
≫そして彼女とホテルに入った。
≫彼女とセックスをした。
≫今日は初めて彼女の中に射精した。
≫とても気持ち良かった。
≫そして僕は家に帰ると、妻と娘と一緒に夕ご飯を食べた。
≫とても充実した日だった。

これはマズイのはわかります。(男の所業じゃなくて、文章が)
では、これではどうでしょう?

≫僕は彼女の胸を揉んだ。
≫彼女が喘ぎ声を上げた。
≫僕は彼女に挿入した。
≫そして激しく動いた。
≫彼女が喘ぎ声を上げた。
≫そして僕は初めて彼女の中に射精した。
≫とても気持ち良かった。

これは場面を詳しく書こうとしたことは評価できますが、上と大差ありません。

じゃ、これでは?

≫僕は彼女の胸を揉んだ。
≫「あんっ!」
≫彼女が喘ぎ声を上げた。
≫僕は彼女に挿入した。
≫そして激しく動いた。
≫「ああっ! いいっ!」
≫彼女が喘ぎ声を上げた。
≫「中に出すよ!」
≫「いいわよ、来て!」
≫そして僕は初めて彼女の中に射精した。
≫とても気持ち良かった。

セリフを入れると、なんか小説っぽくなります。
これで展開が面白ければ、何とか小説になるでしょうか?

では、次。

≫僕は彼女の胸を揉んだ。
≫「あんっ!」
≫彼女が喘ぎ声を上げた。
≫僕は興奮した。
≫僕は彼女に挿入した。
≫そして激しく動いた。
≫「ああっ! いいっ!」
≫彼女が喘ぎ声を上げた。
≫僕は二週間ぶりだったから我慢できなかった。
≫「中に出すよ!」
≫「いいわよ、来て!」
≫そして僕は初めて彼女の中に射精した。
≫とても気持ち良かった。

そのときの心情を加えると、またそれらしくなりました。

でもこれは……。

≫今日、学校で運動会がありました。
≫僕はかけっこをしました。
≫最初二位だったけど、最後に追い越して一位になりました。
≫「やったー!」
≫僕はゴールして大声を上げました。
≫去年は二位だったから、とてもうれしかったです。

この、子どもが書いた“悪い見本”と、同レベルなのです。
何かが足りないのです。
これに何かを足すと、作文(小説)がレベルアップし、上手い! と言われるようになるのです。

つづく……。

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