まず、お礼(集まった人、会を設けた組織等へ)
↓
現状(今の組織のこと、今回の行事のこと)
↓
過去を振り返える(過去はどんなだったか等)
↓
未来への希望(過去、現状を受けての未来への展望)
↓
締め(お願い、希望)
に要約されるのではないでしょうか?
この順番を覚えれば、真っ白になっても、復旧できるのではないでしょうか?
それをまた更に覚えやすくしました。
『まずお礼、次に現状、過去、未来』
はい、川柳になりました!(笑)
原稿もこの順番に簡単に書いてみて、何を話すかさえ覚えれば、丸暗記のストレスはなくなります。
では試しに『小学校の卒業式の保護者代表のあいさつ』を例に作ってみましょう。
お礼は、覚えなくてもわかると思いますので、現状、過去、未来の流れを書いてみます。
現状:ここから見た皆さんは凛々しい。うれしさでいっぱいです、云々……。
過去:皆さんが入学したころを思い出します云々……。
未来:あのころの気持ちを忘れずにいれば、きっと中学校に行っても、大丈夫です云々……。
あと“精神論”的な話をちょっとすると、『話す』のではなく『伝える』という気持ちで話すのです。
『これだけは伝えたい!』
それを基に話を組み立てると、余計迷いはなくなります。
それは『過去のエピソード』です。
逆に『それを伝いたいがために、みんなの前で話すんだ!』
という逆の発想です。
私、過去に一回だけみんなの前で長々とスピーチをしたことがあります。
それはある団体を辞める時でした。
個人的なエピソード(失敗談)を話して、これを教訓にして、残ってる人は頑張ってください、みたいな話になりました。
皆に同じ失敗をしてもらいたくなかったからです。
それをどうしても『伝えたかった』のです。
その時は、頭真っ白になりませんでした。
逆に、しゃべりたくて、しょうがなかったのです(笑)
はやり『伝えたいこと』があると、話せるのです。
話さなければならないときは『伝えたいこと』をまず探すのです。
それを基に、現状、過去(エピソード)、未来へと話を組み立てる。
ただの一般論的な美辞麗句よりは、はるかにやり甲斐が出てきます。
やはり『小説』と同じです。
伝えたいシーンがあるから、それを基に物語を作る。
では、頑張ってみます!(笑)
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
人前でスピーチする方法論 後編
[作成日] 2015-01-28 12:59:23