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　今日は、むさしのママンの命日。つい先日小林麻央さんが乳癌だと会見が開かれましたが、うちのママンも乳癌で亡くなりました。

　前にも書いたかもしれませんが、うちのママンは「あたしは六十くらいで死にそうな気がする」と予告しておきながら、それよりも十年ほど早く亡くなってしまいました。

　当時はそんな予告なんて嘘になればいいと思ったものですが、今となっては本当であって欲しかったと思います。スターダストレビューの「木蓮の涙」じゃありませんが、あなたは嘘つきだね、なんて言いたくなる気分です。

　むさしのリアル知り合いや親族には口が裂けても言えませんが、どうして病気を代わってあげられないのかな、とずっと思っていました。

　子どもから見れば、母は一人。しかし母から見れば、うちは三人兄弟なので、子どもは三人です。しかも娘は二人だし、私より姉の方が優秀な娘。だったら代えの利く私が病気に掛かればよかったのにと。

　もちろん、そんな事を口にすれば、頬をひっぱたかれて号泣されたでしょう。代えの利く命なんかある訳ないと、こんこんと説教されたに違いありません。そんな事を思ったって、実際身代わりになれる訳でもありませんし。

　しかし少し記憶を遡れば、今でもそんな馬鹿な事を切実に思ってしまうのです。仮に身代わりになれたとしても、娘を身代わりに生き延びて、それで喜ぶような母親じゃないって、分かってるんですけどね。

　なんというか、結論を言えば、私は赤の他人なんですが、麻央さんに回復してほしいなと願います。そしてお姉さんも、幸せになってほしいなと。

　全くなんの関係もない一一般人が呟いて、何か変わる訳ではないのですが、そう思いました。