例の事件以降、最近は関西圏でも普通に手に入るようになったペヤング。でも関西圏ではペヤングは不人気。
ネットの評判とか見ても、まずい、水っぽい、味が薄い、などなど、関西人には散々な言われよう。
確かにね。
ずっと改良を続けてきたUFOに比べて、40年前からずっと味が変わっていないペヤングは、焼きそばとしての完成度はUFOにずいぶんと水をあけられてしまった感じ。ぶっちゃけ、UFO食べ慣れるとペヤングは焼きそばとは違う食べ物だなとすら感じる。
だから、最近になって初めて食べた人は、そのほかのカップ焼きそばと比べておいしくないってのはまあそうなんだろうなって思う。
でも、だからこそ変わらない味っていうのがペヤングの唯一の魅力だった。私もたまに食べたくなるのはその変わらない味を求めてだろう。
たぶん、ペヤングファンの多くはそんな感じじゃないかなって思う。
ところが、だ。
ペヤングに入っている肉。
謎肉などとも揶揄され、これまで大きさや量は減り続けていながらも、しかし同じ味だったあの肉。あの肉もあって、ペヤングはペヤングだったはず。
それが、変わってしまった(もう何か月か前の話になってしまうのだけれど)。
もはや、謎肉どころか、肉という感じすらしない。
色だけ茶色い、粉もんのような何かになってしまったのだ。
そしてそれがまたまずい。
コストの問題だろうか。きっとそうなんだろうね。
でもさ。ペヤングが味変えちゃったら、もう何にも残らないじゃん。
やきそば的完成度ではもうほかのカップ焼きそばに断然負けちゃってるんだから。
あれを変えるぐらいだったら、何10円か値段を上げたほうがよっぽどましだったよ。
あれ以来、ペヤング買ってないよ。ファンが一人減っちゃったよ?
ファンの要望を見誤って、おかしな方向に舵を切ってファンに見放される。
それはお話を書いていても同じかもしれませんね。
と、強引にこのサイトに結び付けて、今週は了。
苦悶快人
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苦悶快人さんの日記
ペヤング
[作成日] 2016-11-04 22:43:44