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『坂道』

日曜日、小学一年生の息子と散歩をしていた。
上り坂にさしかかった。
私は息子にクイズを出してみた。
「日本中で、上り坂と下り坂、どっちの方が多いと思う？」
息子は少し考えてから言った。
「そんなの、数えてみなきゃわからないよ」

（まだまだだな……息子よ……今度は帰りに同じ質問をしてみよう）

完



『ルービック・キューブ』

小学三年生の息子の英才教育のためにルービック・キューブを買ってやった。
６面そろっていたのを、目の前でめちゃくちゃに回して見せて、
「さあ、これから６面の色を全部そろえるんだぞ、難しいぞ」
と息子に渡した。
次の日見てみると、驚いたことに６色そろった物が新聞紙の上に置かれていた。
すごいぞ……。
そう思って拾い上げようとしたら、張り紙が見えた。
「さわるな、えのぐぬりたて」

（違う意味ですごいな……息子よ……）

完



藤見 暁良さん、“向こうの小噺”の方へのレビューありがとうございます。
無理のないように続けてみます（笑）

明日の更新分くらいはネタのストックがありますが、明後日はわかりません（笑）

やっぱり、一番ネタが思いつくのは、車を運転しているとき（車で通勤しています）で、次はお風呂の中です。
ただ、問題なのは、ひとつネタを考えついて、安心して次のネタを考えていると、あれ、さっき考えたネタなんだっけ？　と言う場面が多々あることです（すごい、焦ります）
歳のせいと言われればそれまででしようが、創作している方でそんなことアル、アルと言う方いますでしょうか？

やっぱりメモは大事ですね。