『トンネルの中で』
息子が小学四年生の時だ。
二人でドライブに出かけた。
最近出来たばかりのトンネルにさしかかった。
トンネルの入り口に看板があった。
『このトンネルはラジオが聞こえます』
トンネルに入り、息子は窓を開けると言った。
「ん? 聞こえないよ、お父さん」
(うん、看板の書き方が悪いんだな……息子よ……)
完
『お参り』
実家には年老いた母親が一人住んでいた。
今年のお盆はどうしても帰れなくて、そのことを電話した。
母親が電話口で言った。
『そう、じゃ、せめて、電話でお父さんに、お参りしなさい』
そこからしばらく無言が続いた。
(どうリアクション取っていいかわからないんですけど……お母さん……)
完
いまさん、レビューありがとう、本当にそんなことがあるのですね。
私も、幼稚園の時の記憶があります。
入りたての頃、よく幼稚園を脱走するので、しまいには先生から靴を隠されたのを憶えています(笑)
(あ、なんか、これでネタが作れそうだ)
作者ページ
蒼井シリウスさんの日記
小噺集 その9
[作成日] 2014-01-18 08:25:01
日記へのコメント
靴隠し(*´艸`)
効果絶大の最終兵器ですね!
幼稚園児のとき家が恋しいのか、無性に帰りたくて幼稚園バスきたら泣き出してよく親を困らせました。
私が幼稚園児の時、両思いの男の子がいていつも一緒にお昼寝してました
その子はかなりモテモテだったので、時々他の女の子に奪われて寝たりしてて
「いいもん、アキラ君と寝るからっ!」
とか言い放って、ヤキモチやいたり。
一緒に寝てる時は
「明日も一緒に寝ようね」とか言い合って手を繋いだり。
は〜( ̄▽ ̄;)
今は、そんな事絶対できないですね。
効果絶大の最終兵器ですね!
幼稚園児のとき家が恋しいのか、無性に帰りたくて幼稚園バスきたら泣き出してよく親を困らせました。
私が幼稚園児の時、両思いの男の子がいていつも一緒にお昼寝してました
その子はかなりモテモテだったので、時々他の女の子に奪われて寝たりしてて
「いいもん、アキラ君と寝るからっ!」
とか言い放って、ヤキモチやいたり。
一緒に寝てる時は
「明日も一緒に寝ようね」とか言い合って手を繋いだり。
は〜( ̄▽ ̄;)
今は、そんな事絶対できないですね。