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ただいま、新千歳空港に向かう電車の中でこれを書いています。


出張先の札幌のホテルの部屋に疲れて帰ってきて、受賞を知りました。そういえば本作の作中にも札幌のホテルでのエピソードがあったこと、その偶然を思い出しました。

小説を書いてコンテストに出すなんて、20年ぶりぐらいです。
若い頃は野望に燃えて（笑）いたので、結果発表を指折り数え、落選の報にひどく落胆したものですが、大人になると日々の暮らしに追われ、また、並居る才能溢れる方々の作品に、受賞への期待など全く持つことができませんでした。

だから、とても驚いています。

諸々いただいたご指摘も、頷けるものもあれば、首をかしげるものもありました。が、自作の瑕疵は自分が一番よく知っています。書けば書くほど、自らの至らなさに気付かされます。

また、読み手の皆さんをドキドキさせるようなお話が作れれば…と思っています。
今回は望外のご評価、感謝しております。

電車はもうすぐ空港に着きます。
東京に帰る空の上から、自作のアイデアを練ろうと思います。



フカイ拝