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ききまろさんの日記

「愛犬、いってらっしゃい 」 その1
[作成日] 2017-07-14 00:16:46
こんばんは、ききまろです。

気温の高い日が続いています。今年は「スーパー猛暑」だそうで。
体調管理には十二分にお気を付け下さい。


先日、実家に18年いた愛犬が死にました。うちに来たのがおそらく1歳に満たない頃だと思うので、およそ19歳。むしろ祝ってあげたいくらいの大往生です。

この子は拾いっ子なので正確な年齢が分かりません。

ある日、道をフラフラヨタヨタ歩いていた犬を見つけた母親が思わず「大丈夫? うちに来る?」と声をかけたら本当について来たそうです。

それから18年間、我が家の大事な家族でした。


ききまろは当時実家にはいなくて、しばらくして実家暮らしに戻ったのですが最初の頃はききまろの姿を見ると走って逃げるくらいに人間を怖がる子でした。
恐らくずっと虐められてきたのでしょう。

それでも母親が声をかけた時について来たのは、それほどの極限状態だったのかもしれません。

ききまろが言うのもなんですが、そのあとは倖せに暮らしてくれました。

何不自由なくストレスなく暮らしてくれていたからこそ、長生きしてくれたのだと思います。そこは実家の両親に感謝です。

ぱっと見は柴犬っぽいですが雑種で、柴犬よりも目が大きい美人さんでした。
気立てもよく、よその子犬がじゃれついて来て足をかまれて血が出ても、その子を優しく舐めてあげるようなそんな子で、人にも犬にも、当時実家にいた猫にも優しい子でした。

なんの手間もかからない子で、実家の他のわんこは騒がしくしているというのに、いつもお利口にしていてくれました。

死ぬ前日までヨロヨロとながらも散歩もしたそうです。
ある夜母親から電話がかかって来て「もうだめかもしれない」と。その次の日の朝、眠ったまま死んでいました。

寝たきりになって世話に手間取ることもなく、火葬も順調で最後まで手間のかからない子でした。

棺の中にお花を添えて、お弁当に大好きだったお菓子を持たせてあげて、天国に先に行っている犬猫のお土産にお菓子を持ってもらって、そして「いってらっしゃい」の言葉で見送りました。

ありがとうとか、さようならとか、そんな言葉はあんまり言いたくありませんでした。
また会えるから、先に行ってるだけだから。

だから「いってらっしゃい」

抱っこされるのが嫌いな子だったので骨壺になって初めてゆっくり抱っこさせてくれました。

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