私には、ご飯を与えてくれる奴がいる。
そやつは彼氏ではない…。
見た目普通…、ただしブ男ではないという本当にいわゆる平凡な奴。
ただ…数年前、そやつが
『女と車が欲しい!その為には俺にはこの才能しかない!』
と叫んだ。
『まぁ、頑張れ…。』
なんとなく励ましてみた。
数年後、本当にそやつはクリエイターという立場で成功を収めた。
今や、私とは違い車なんか余裕で買えるようになっている。
そして、そやつは私にエサを与えてくれるようになった。
『女と車はどうしたの?』
素朴な疑問をぶつけてみる。
『ああ…、いざ手に入る距離になると維持する事を考えるだろ?なんか、萎えたわ…。』
『そういうもんなのか?』
『人生が充実してしまうと、そういうもんらしい…。』
全てが手に入る立場になると萎える…。
ふむふむ、なるほど…。
何故か私の頭の中では『囚われる…』の馨の肉付けにその設定が採用される事になった。
という呟き…(笑)
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Raimさんの日記
呟き…
[作成日] 2018-03-25 13:28:44