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蒼井シリウスさんの日記

書き続けるために
[作成日] 2014-09-15 21:49:14
最近、若い人に、自分のモチベーションで動けない人が多いように見受けられます。
これはSNSの影響かもしれません。

みんなにお伺いをたててからでないと、物事を決められない。
自分が今どの程度求められているか知ってからでないと、行動に移せない。
もしくは求められないと、その行動ができない。

「これから私のどんな小説が読みたいですか?」

そんなことを訊く人がいます。
それは多分、注文を受けて書くような、プロ根性から言っていることではないでしょう。
その目的は、そう尋ねて、応えてくれる人がいるかどうか、確かめているだけだと思います。
もし、一人でもいたら、うれしい! と感じる。
そして、じゃあ、書きましょう、と思う。
もし、いなかったら?

書かないだけです。
私は求められてないのだから、もう書く必要はない。

そこには、本人の書きたい動機は存在しない。
最初、何かを書きたいと思って自ら筆を取っていたものが、いつしか小説は、自我の欲求を満たす為の手段となってしまったのです。

自我の欲求とは、自分が集団の中で価値ある存在だと認められ、尊敬されることを求める認知欲求のことです。

つまり小説をSNS内の交流の手段のひとつとして捉えている。
そうゆう人は書き続けられない。
書く動機を他人のせいにしているからです。
求められなかったらそれで終わり、それに逆らってまで書こうとは思わない。

小説を書く動機は自分の中に持つべきです。
人から「これを書いて!」と言われて、私は書けません。
自分で思いついたものでないと、モチベーションが続かないのは目に見えているからです。

私はいつも、これは自分にしか書けないものだ、と思って書く。
言い回し、話の展開、オチ、これが自分の中でキマッタ、と思ったとき、一人ほくそ笑む(笑)

それが楽しいのです。
それしかありません。

読者はいつもわがままで、そんなには親切ではありません。
自分が読者になれば、わかるはずです。
私もそうです(笑)

ですから読者に目を向けることは大事ですが、判断を委ねることはやめましょう。
すべては自分自身で決めることです。
そうすれば書き続けることができます。

そして、書き続ければ、読者は「こいつは書く意欲があるんだな、しょうがない読んでやるか」と読んでくれます(笑)

日記へのコメント

たぶん、ここで書いている作者さんたちは、瑠衣さんのタイプの方が多いのでしょうね?
特にファンの数でトップクラスにいる方は。
書きながらアップし、その過程で何かしら読者からの影響を受けながら書き進める。
最後は読者と共にゴールインする。
それも、このサイトの特色かも知れません。

そうか~、新しい読者もそれを見ていて、自分もそうなりたいと思って書いているのですね。
なんとなく今の風潮が理解できました。
ありがとうございました。

ただ、私には出来ないみたいです。
書き上げるまで、誰の意見も聞きたくない方なので(笑)
書き上げた作品の評価は気になりますが……。

とても参考になりました。
[投稿者]蒼井シリウスさん [投稿日]2014-09-16 13:00:16

あとは書いていくうちに増える読者によって心持ちが変わることもありますよね
これだけの人数の期待に答えねば…
それによって少しストーリーを修正することも…
相対的とは言えないかもしれませんが、そこに読者からの見えない影響があり、それに押されて筆を進める状況も多々あります
スタートは孤独かもしれませんが、ラストは大勢の読者とともに作り上げているといっても過言ではないかもしれません

そういう意味で、私はいつもファンの方に感謝を捧げています
見守ってくださりありがとう、と
[投稿者]瑠衣さん [投稿日]2014-09-16 12:37:13
ありがとうございます。
そうですね、小説はあくまで孤独な作業の趣味、楽しみであって、それをコミュニケーションの橋渡しに位置づけると、途端に質が下がるし、話す相手がいないと、書く意欲も薄れてしまう。
はなから他人をあてにしないことですね。
[投稿者]蒼井シリウスさん [投稿日]2014-09-16 07:54:33
ども、失礼します瑠衣です。

私もよく友人から○○をモデルに書いて、欧米ファンタジー書いて、など頼まれますが聞いた瞬間に世界が浮かばなければ書きませんね
それはそのとき書きたいモノではないから、なんでしょうね

普段は、盗みたくもならない位面倒な設定とキャラを作ることを楽しみに自分だけの世界観を構築してますね
よくうちの子を他者にいじってもらうのを喜ぶ方がいますがその逆で、二次創作出来るものならやってみろ、と
自分にしか書けない、その大前提は本当に大事ですね

こんなものありふれて…そう思った途端意欲は消えてしまいます

動機なんて常に自己満足
プロでなければ…

共感したのでコメ失礼しました
[投稿者]瑠衣さん [投稿日]2014-09-15 23:51:09
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