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NEW マーチンさんの作者ニュース

『星と僕たちのあいだに』 更新いたしました。
こんばんはマーチンです。
『星と僕たちのあいだに』へ頂いた拍手に驚いております。
レビューをくださったカリンズさん、ペコリーヌさん、ありがとうございます。
共感メッセージを下さった皆様、あらたにファン登録なさって下さった方々。
大きな励みとなっています。ありがとうございます。

今更新分は物語の大きな転機となるパートで、扱いに大変気を使いました。
デリケートな場面が連続し、表現し難い部分で何度も詰まってしまい、原稿から全頁アップしたあとも、サイトの編集機能で細々検証しながら公開しましたので、更新に時間を要しましたことをお詫び致します。

年始から、もはや人間性の喪失を感ぜずにはいられない惨たらしい事件が日替わりに起こり、非常に哀しい気分になりました。
虐待という単純な行為で、手立てのない結果を招いています。
人間としての振る舞いをどこかに置き忘れてきたような鬼畜に対して、自分でも異様に感じるほどの憎悪と怒りを覚えました。
徹底的に攻撃を加えたい気持ちを抑えるのに苦労しました。

なんとか一矢報いたい気持ちが『星僕』の物語を少しうるさいものにしてしまいましたが、実際には、私自身、道徳や倫理について人様にとやかく言えたものではありません。
幾分荒んだ時期を過ごしてきましたので、物事全てに一刀両断にはできない曖昧な部分があるのも肌感覚でわかっているつもりです。
悪しき行いを一定の必要悪と認めることもやぶさかではありませんし、そういうものが上手く機能してバランスを取っている世界も見てきました。
けれども、どんな事情があろうと、あれはない。
社会生活者としての人間を名乗るのであれば、最低限の人間的な情緒と振る舞いがあろう、と思った次第です。

拙作『星僕』の中では、きれいごと、言い訳めいたこと、そんなわけあるか、ということが起こりますし、言います。
非現実的な都合の良い物語であるかもしれません。
現実はもっともっと厳しくて、おあつらえ向きのものばかりではないと思います。
ですが、せめて、自分の書く物語においては、登場人物に人間の振る舞いをさせたい、との思いで書いています。
偉そうなことを言っても私自身まだまだ未熟ですので、そのあたりどこまでお伝えできるのやら知れたものではありませんが、『星僕』今更新を終えました。
是非お付き合いください。

ありがとうございました。
マーチン
[作成日]2016-01-31
288拍手

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