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NEW 半日天下さんの作者ニュース

怖い話は嫌いですか?
エモアイコンの一つに「怖かった」があるのですが、
観察していて、面白い事に気が付きました。

「怖かった」に選ばれている小説には、
「ミステリー・ホラー」が多くて当然のはずなのですが、
実は「ミステリー・ホラー」系作品は、ほとんど選ばれていないのです。
恐らく、「ミステリー・ホラー」作品を書いている作者の側も、
ジャンルとして「ミステリー・ホラー」を指定しているだけであり、
別に、内容自体は必ずしも怖いものにする気はないからなのでしょう。

では、「怖かった」に選ばれてるジャンルで、何が一番多いかと言いますと、
大半が「SM・調教・陵辱」なのであります。
「SM・調教・陵辱」系の暴力描写は、
読む側にとっては「恐怖」を抱かされるものなのかもしれません。

ちなみに、私の「おもちゃのいる教室」も、
いじめの話なので、「学園・学生・教師」ではなく「SM・調教・陵辱」にさせていただきました。


それで、もう一つ、面白い事も分かったのです。

私の「おもちゃのいる教室」も、
「怖かった」に投票してくれる方が圧倒的に多いのですが、
「泣けた」に投票している方も見かけるのであります。

よくよく考えたら、
「SM・調教・陵辱」は、客観的には怖い行為なのかもしれませんが、
暴力を受けている登場人物に感情移入しすぎたら、
「怖い」を通り越して、「可哀相で泣けてしまう」と言う事なのかもしれません。

そこまで、読者に心底のめり込んでもらえると言うのは、
まさに作者冥利に尽きるのであります。
[作成日]2017-08-09
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完結
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