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こんばんは。

　今日は朱梔と国王の対面のシーンです。

　この王様は順恭王です。
　第一話にも登場する王太子（賢）のお父さんです。
　第一話では既に病に伏して、かなり存在感の薄いというか影の薄い方でしたが、、、

　ここではまだ三十歳と若く、健康な姿です。
　優しくて思慮深い王太子のお父さんらしく、従兄の妻に対して好意を持ったとしても
　当然ながら、無理に人妻を召し上げるようなことはしません。


　また、今日はちびっ子王太子も登場します。
　短篇の「宿命」や「雪の華舞う、その夜に」より少し後くらいで、王太子は九歳です。
　両性具有という苛酷な運命を背負っているせいか、年よりは大人びている王太子ですが、
　やんちゃな一面もあり、お付きの内官である周緻を困らせています。


　後に、このおさない王太子と周緻が激しい恋に落ちるなんて、
　このときも誰も―当人である二人も想像もしていませんでした。


　そして、何故、朱梔のご夫君が自棄っぱちになっているか。
　皆様は、お判りいただけたでしょうか。


　また、この先、周緻が内官になった理由なども明らかになります。

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