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天峰 颯さんの作者ニュース
「ずっと傍に…」レビューお礼&小話
気まぐれねこ様。
そうですね。
言葉通り成長を見守っていた友紀也。
ちゃんと叱ってもいたし愛情を注いでいたと思います。
それを友也も気がつきながら、何も言えなかった。
半信半疑だった部分もあると思いますね。
それでも、やっぱり、友紀也の愛情は大きいですよね。
☆~☆~☆~☆~
怒りに満ちた表情を見るのは初めてだった。
そして、彼が怒る理由も、俺を殴る理由も…聞かなくても分かってる。
「母親に怪我をさせるとはどういうことですか?僕は守って欲しいと言ったはずですよ。誰が傷つけていいと言いましたか?」
普段は温厚なだけに怒ると半端なく怖い…
「友也!!」
何も言わない俺に、彼は詰め寄り真っ直ぐに見つめてくる。
「自分のやったことの意味わかってるんですか?」
彼の手が殴られた頬を撫でる。
「分かってる…俺が悪い…だけどっ!俺がいると母さんは不幸に―――」
話していると、いきなり彼に抱きしめられ動揺する。
「不幸なはずがない!!友也がいるだけでどれだけ幸せか…素直になってください。壊れて修復不可能になる前に…自分の心に正直に…」
「でも…俺っ…」
「…大丈夫。友也が謝れば陽葵は笑って許してくれますよ。」
「許して…くれるかな…」
「ええ。許してくれますよ。喧嘩をして仲直りをしたければ、ごめんなさいです。これは陽葵と千佳さんたちが喧嘩している時に友也が言った言葉ですよ。」
面と向かって言えるだろうか。
簡単そうで難しい言葉…
「それが無理なら、夕食でも作ってあげたらどうですか?手を怪我して料理できないかもしれませんからね」
その言葉に小さく頷いた。
ごめんなさいを言うよりかは…できそうだから。
母さんに、ごめんなさいの意味を込めてカレーを作ってみよう…
「友紀也さん…ありがとう…」
☆☆☆
「痛っ…」
目が覚めると頬が痛い…
鏡で見ると殴られたような痕が残っていた…
「まじか…夢…じゃなかったんだ…やっぱりそうなのか?そうだったらいいな…」
友紀也さんが父さんだったらどんなにいいか。
母さんは何も言わないけど…そうであってほしいと思う。
計算は合わなくても…この世に奇跡は存在するんだから…そうであってもおかしくない…
「いつか…父さんって呼んでみたいな…」
そうですね。
言葉通り成長を見守っていた友紀也。
ちゃんと叱ってもいたし愛情を注いでいたと思います。
それを友也も気がつきながら、何も言えなかった。
半信半疑だった部分もあると思いますね。
それでも、やっぱり、友紀也の愛情は大きいですよね。
☆~☆~☆~☆~
怒りに満ちた表情を見るのは初めてだった。
そして、彼が怒る理由も、俺を殴る理由も…聞かなくても分かってる。
「母親に怪我をさせるとはどういうことですか?僕は守って欲しいと言ったはずですよ。誰が傷つけていいと言いましたか?」
普段は温厚なだけに怒ると半端なく怖い…
「友也!!」
何も言わない俺に、彼は詰め寄り真っ直ぐに見つめてくる。
「自分のやったことの意味わかってるんですか?」
彼の手が殴られた頬を撫でる。
「分かってる…俺が悪い…だけどっ!俺がいると母さんは不幸に―――」
話していると、いきなり彼に抱きしめられ動揺する。
「不幸なはずがない!!友也がいるだけでどれだけ幸せか…素直になってください。壊れて修復不可能になる前に…自分の心に正直に…」
「でも…俺っ…」
「…大丈夫。友也が謝れば陽葵は笑って許してくれますよ。」
「許して…くれるかな…」
「ええ。許してくれますよ。喧嘩をして仲直りをしたければ、ごめんなさいです。これは陽葵と千佳さんたちが喧嘩している時に友也が言った言葉ですよ。」
面と向かって言えるだろうか。
簡単そうで難しい言葉…
「それが無理なら、夕食でも作ってあげたらどうですか?手を怪我して料理できないかもしれませんからね」
その言葉に小さく頷いた。
ごめんなさいを言うよりかは…できそうだから。
母さんに、ごめんなさいの意味を込めてカレーを作ってみよう…
「友紀也さん…ありがとう…」
☆☆☆
「痛っ…」
目が覚めると頬が痛い…
鏡で見ると殴られたような痕が残っていた…
「まじか…夢…じゃなかったんだ…やっぱりそうなのか?そうだったらいいな…」
友紀也さんが父さんだったらどんなにいいか。
母さんは何も言わないけど…そうであってほしいと思う。
計算は合わなくても…この世に奇跡は存在するんだから…そうであってもおかしくない…
「いつか…父さんって呼んでみたいな…」
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