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NEW 天峰 颯さんの作者ニュース

「ずっと傍に…」レビューお礼&小話
Panda1975様

言われてみれば(笑)
見た目は似てないんでしょう…
完全なパパ似…ということにしておいてくださいね

そして、友紀也のゆきワンコ
その辺りは次の章あたりで分かるかな??
ということで、最後までおつきあいくださいね。


サラ様。

本当にラスト間近です
ドキドキしながら終わりに向かって書き進めています
どう終わりを迎えるのか、楽しみにしていて下さいね
そして小話
完結するまで、他目線で続けたいと思いますので、そちらもお楽しみください


☆~☆~☆~☆


「突き放した僕が言うのもおかしな話ですが、陽葵には教壇に立って欲しい。僕の意志を継いでくれるたった一人の人だから…そして誰よりも素敵な教師になると、僕は思っています」

俺に向ける視線は真剣だった
その視線を見ていると、嘘でも偽りでもない事は伝わってくる
桜木先生が死ぬ…
流石にすぐには言葉を返せない
それに、何だ?
田崎とつきあってるだと?
高校の時から、田崎は桜木先生桜木先生とご執心だった
それを受け入れたってことか?

「田崎とは…卒業してからつきあいだしたのか?」

「はい。卒業して偶然再会してそこから…もう教師と生徒ではないので問題ないかと」

不敵に笑う姿を見て違和感を感じた
記憶を辿っても、もしかしたらと勘繰る自分もいる
だけど…今は教師でもなければ生徒でもない
大人になったふたりだ…
恋愛は自由だろう

「桜木先生の言う事は分かった…そうか…癌なのか…」

言葉にすると真実味がでてくる
嘘でもなければドッキリでもない
余命宣告されているということは助かる見込みもない…
田崎を突き放すのも…仕方がない事か…

「桜木先生の頼みだ、断れんだろう…様子を見にいくよ。そして迷っていたら教師の道に進むように背中は押してもやる。だけどな。教師になるもならないも田崎の心次第だ。無理意地はしない。それでもいいか?」

「もちろんです。もし、教師になるか悩んでいたら背中を押してあげてください。歩む道を示してあげてください。小林先生に預ければ、必ずいい先生になると…僕は思っています」

その言葉に俺は頷いた
田崎が教師になる…
俺と同じ教壇に立つ…

「それも面白いな…桜木先生の意思を継いで教壇に立つ田崎を見て見たいもんだ」

そう独り言のようにつぶやくと、桜木先生は満足そうに笑った

おわり
[作成日]2018-09-07
115拍手

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[ジャンル]恋愛・純愛
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