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NEW 天峰 颯さんの作者ニュース

「ずっと傍に…」レビューお礼&小話
サラ様。

もう何も言いません。
全ての答えは友紀也が語ります。
友紀也の思いと共に、聞いてあげてください。
そしてふたりの行く末を見守ってあげてくださいね。



☆~☆~☆~☆



「蒼くん…明日は笑ってくださいね。それが僕の望みです。みんなが笑ってくれると僕はうれしい」

「どうして…どうして笑っていられるんですか?怖いとか…思わないんですか?」

桜木先生を見ていたら思ってしまう。
どうして、そんなに笑っていられるのかと。

「そうですね…思わないわけではありませんが……僕が辛い顔をすると陽葵を苦しめることになる。余命宣告を受けた僕の傍にいることがどんなに辛い事なのか。それでも僕の傍にいてくれると言ってくれた陽葵に僕ができること。そう考えたら笑顔でいる事だと分かったんです。ですから僕は笑っています。それに、傍に陽葵がいてくれると本当に幸せで自然と笑顔になるんですよ」

そう話す桜木先生は本当に幸せそうだった。
自分の死よりも愛する者の笑顔。
やっぱりすげ~なと思う。
教師でありながら生徒の陽葵を好きだと…違うな…愛した男の本気を垣間見た気がした。

「先生…俺…陽葵に聞く前から先生と陽葵がつきあってるの知ってました。」

毎日のように病院にお見舞いに行きはじめた頃、陽葵に話があるからと部屋に呼ばれた。
そこで、つきあっている人がいると言われ、それが桜木先生だと言われたけど驚きはしなかった。
その前から俺は知っていたから。
陽葵が桜木先生とつきあっていことを…

「毎日が楽しそうで、だから俺は何も言わなかった…陽葵が幸せならそれでいいと…桜木先生の病気を聞いてこれからの陽葵を思うと俺の方が辛くなって…けど、桜木先生の今の言葉を聞いて安心しました。先の事は分かりませんが…今を大切にしてください。陽葵を愛してあげてください」

それが俺が言える精一杯だった。
[作成日]2018-09-20
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[ジャンル]恋愛・純愛
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