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弓月 舞さんの作者ニュース
たまにはプライベートな事も
作者ニュースを使って小説と無関係な話題もどうかと思いますが、先日イタリアに行ってきたのでそれに関わるお話を少しだけ。
その前に、まずはレビューのお返事からです。
■ ★ぶどう 様
そうですね……。花菜のお腹に宿った命は、第三者からすればどちらの子供であったとしてもそこに大きな差異は無いように思えます。それでも花菜にとってはとても重要な事だから「不破先輩の子です」と言い切ったのでしょう。彼女の中で別の答えはあり得ない……決して、あってはならないから。こんなどーしようもない物語ですが、ぶどうさんに面白く感じてもらえて嬉しいです。
『溺愛』はグロや暴力的な描写はないですが、ホラー映画を見る感覚と似てたりするのかな?「ひょええ」と楽しんでもらえたらいいなと思います。
(そういう作者はホラー映画をまったく楽しめない人間 汗)
──
更新ストップの真っ只中、言い出しにくい話題ですが、先週イタリアに旅行してきました。
イタリアを選んだ一番の理由は「パンテオン」という建築です。皆さまご存じでしょうか。
詳しく語りだしたらきりがない(というか気持ち悪いと思うので)割愛しますが、古代ローマ建築の最高傑作だと思っています。
本当に素敵でした。場の持つスケール感と神秘性、合理的かつ美しいデザインと当時の技術に圧倒されながら……
この建物が今の今まで壊されずに残っているという奇跡に感激していました。
そして、ふと、思い出したのは
日本にある「都城市民会館」のこと。
都城市民会館は、つい最近、解体されることが決まった建築です。
解体を止めようとする建築家はたくさんいます。それこそ海外からも「あれほど素晴らしい文化財を壊すなんてあり得ない」という声があがっています。
でも最後は《市民アンケート》によって解体多数となりました。
日本において、建築という分野はかなり肩身が狭いです。とくに今回のような現代建築について、そこに詰まった知識や技術を知ろうとする人は少ない。
日本とイタリア。国民性の違いと言ってしまえばそれまでですが、……切ないです。
……ちなみにイタリア旅行で二番目に感動したのは建築ではなくて、バチカン市国にある「ピエタ像」でした。
とても悲しい彫刻なのに、どこか優しいマリア様の表情……。魅入ってしまいました(*´∪`*)
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