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あらって思ってみたらいつのまにか400拍手いただいていました。

あふふｯ。

嬉しいなぁ、嘘でも嬉しいよ。義理でも嬉しい・・・・

人の心って難しいですね。みなさんもそう思いますよね。

嘘や義理でも言葉や形で教えてもらえるとすごいなんだか心に残るっていうか頭の中で何回もその時の映像が繰り返し映ると私は幸せな気持ちになれる。

でもね、彼が、彼が、私にそれもくれない。待ってるのに待ってるからくれないのかな・・・

嘘でも義理でもいいから欲しい・・・欲しい・・・・そう思う私って病気なのかな？わからない。



彼の親指の膨らみが私の唇をゆっくり滑っていくと彼は私を呼んでくれる。

まいこ

耳からそう聞こえてきたから答えたくなるとまた彼の親指が私の唇についたリップクリームで心地よく滑った。私は歯と舌だけで音がでないように彼を呼んでる。

そして彼はわたしの目をみて笑ってくれると可愛い顔をして私のおでこに彼のおでこをのせてくれた。

まいこ・・・すぎだよ・・

そうやって彼は私の母性愛をくすぐってくる。小声で私にしか聞こえない声で彼は私の中の愛情を引きずり出そうとしてくる。

まいこｯ・・・・すきｯ？

また私の愛情が彼について行ってしまう。プラスとマイナスの磁石みたい離れなくさせる。

まいこ・・すき？

彼の親指が離れてやっと声を出そうとすると彼は私の言葉を待たずにキスをしてくる。

待ってよ。ずるいよ。私にも言わせて。

思っていたら彼は鼻の先に自分の鼻の先をのせてまた私の愛情を煽ってきた。

すき？

その言葉が二人の間に残ってまた彼はキスをしてくる。私はキスをしながら頷くだけ頷いて彼の首に腕を巻き付けて彼の髪の毛をぐしゃぐしゃにした。

そうやって私を煽ってあなたは私から奪っていくの？わからないなにかをあなたは私から持ち去っていく。

だから私は離せない。あなたを離せない。依存してしまって離せないの。

ウッ、アッ、逝くｯ

私の中に彼がたくさんのものを残してくれる。

余裕なく呼ぶ、まいこｯ、って言う声には恥じらいが消えてて私はあなたを受け入れる、すきｯ、私がそう答えたら彼が私に、ごめんｯ、そういいながらも私も一緒に逝かせてくれる。

私は仰向けの彼に倒れこんで彼の指先に私の指先を絡めた。


私は気がつくと一人で毛布と指先を絡めていました・・・・

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