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あの時、あのひとの手を取っていたら…人生は違っていたのかな…。

ひとはきっと一度はそんなふうに人生を振り返ることがあるでしょう。

あの時、違う選択をしていたら、今頃どうなっていたのだろうか…と。
人間は運命の岐路に於いてひとつの選択しかできません。
だから、後からあれこれ想像するのでしょう。

けれど、小説ではさまざまな選択をすることが出来ます。

…もし、暁くんがあの時、あのひとの手を取っていたら…。

実はずっと考え、密かに温めていた世界線のお話です。
お一人でも、楽しんでくださる方がいらしたら、幸いです。
どうぞ、よろしくお願いいたします。


雪　碧子

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