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こんにちは。

　美しい銀蝶が雪鈴を中宮殿に導いたその意味とはー。

　かつて、銀蝶はまだ雪鈴がセサリ町で暮らしていた頃、夢の中で彼女を王宮に導いたこともありました。

　そして、今、あの夢はまさに正夢と化し、雪鈴は国王の寵姫として後宮で時めいています。


　しかし、現国王は既に40歳近い男やもめであり、王妃を迎える気はなさそうです、更に、雪鈴は今のところ寵愛第一とはいえ、実のところ、正式な側室でさえないのです。
　この先、果たして正妃に冊立されるかどうかといえば、正直、望みは殆どないようなものかもしれません。
　
　だとすれば。

　宝石のように輝く蝶は、どんな未来を運命を告げようとしているのでしょうかー。

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