まず、生意気にも論評する失礼をお許し下さい。
物語の設定・展開もさることながら、”具体的な状況説明を損なわない上での”(←これ重要だと思う)比喩表現や詩的な文章がスリリングでした。
また随所の「カタカナ」が妖しい雰囲気を醸し出して、三人がいるホテルの”空気”を生々しく想像させてくれました。
何より―これが官能小説本来の意義だと思うのですが―興奮しました(笑)。
特に「二人のオトコが○○を彼女に握らせ、咥えさせ―」のシーンはドキドキします。
面白いです。(余計なお世話ですが)この作品のランキングが上がってくれたら嬉しいなと思ってます。
続きも楽しみにしてます。頑張って下さい。
作者ページ
紺馬大輔さんのレビュー一覧
お見事!の一言に尽きます。
どの一文にも、おそらく作者さん自身の想像を超えるドラマを、読み手に思い描かせる可能性を、秘めています。
どれも素敵ですが、個人的には第九話の『一人焼肉』がグッときました。
どうして一人で焼肉を食べるんだろう……?
それだけ体力の使うことをした後だから?
それとも誰かが待つ家に帰る前に、”色気のない”ニンニクの匂いで消しておきたい……というより誤魔化しておきたい、”色気に溢れた”匂いがあるから?
「食事は済ませてきた……え?だって”焼肉”だよ?男友達に、決まってるだろ……?」なんてね。
……などと、あまり語る過ぎても野暮なんでしょう。
どの一文にも、おそらく作者さん自身の想像を超えるドラマを、読み手に思い描かせる可能性を、秘めています。
どれも素敵ですが、個人的には第九話の『一人焼肉』がグッときました。
どうして一人で焼肉を食べるんだろう……?
それだけ体力の使うことをした後だから?
それとも誰かが待つ家に帰る前に、”色気のない”ニンニクの匂いで消しておきたい……というより誤魔化しておきたい、”色気に溢れた”匂いがあるから?
「食事は済ませてきた……え?だって”焼肉”だよ?男友達に、決まってるだろ……?」なんてね。
……などと、あまり語る過ぎても野暮なんでしょう。
(いい意味で)必要最低限の簡潔な文章と、痴漢行為に感じてしまった時の『自分が怖い』といった心理描写、視点の切り替えに伴う叙述の仕方の変更といった工夫など、何れもがこの先の展開を期待させてくれます。
まだ序盤ということで、★は四つにさせていただきました。
まだ序盤ということで、★は四つにさせていただきました。
前へ
|
次へ