官能的なとこも多かったですが、恋愛小説としても面白く読ませていただきました。
登場人物の感情の動きや歪んだ性癖、倒錯の世界観、そこからの究極の愛などあらゆる場面が、読手である私の感情を揺さぶり、性癖を思い起こさせる小説で、時々自分とオーバーラップすることもありました。
行われる行為なども作者の知識や経験の多さ、情報、下調べなどを感じさせるもので、それなしに書けない箇所もあったと思われます。その土台があったからこそ、狂気じみた背景や芽美が性奴隷として堕ちていく様も嘘っぽくならなかったのではないだろうかと感じました。
とにかく次々先が読みたくなる作品で一気読みしました。
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