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潮田玲は夢見るような表情で窓の
最終更新日 2022-02-12 08:58
概要
ひんやりと冬色を帯びた風がボクのプリーツスカートを揺らす。
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作品説明
■体育館裏の木陰
「……………………」
二人の乙女の独白を聞いていたボクは思わず絶句してしまった……まさか二人がそういう仲とはな……。しかもサンダーソニアが玲のことを好きになってるなんて想像もしなかったことだからだ……。確かに言われてみれば思い当たることはあるような気がするが。それにしても……二人とも自分の恋心には鈍感なんだな……。
しかしこれは…?!
何かあるに違いないっ。
二人の想念的な関係をボクは想像してしまった。何だろう。ドキドキしてきた。そろそろひんやりと冬色を帯びた風がボクのプリーツスカートを揺らす。
まぁ、ボクだって身も心も乙女であるからしてその時の体調や感情で世界観が極端から極端へ揺れる。
それでも学級委員長としては、不倫はよくないと判断するよ。
沙世子は玲に徹底的な塩対応を貫いている。
何か二人の間に何か秘密を抱え込んだのだ。
二人は俺の想念的な関係であるとか何とか関係してる感じになってる。
そう言われたら自分まで恥ずかしくなってきた。
いやいやまあ、あの二人はあれだけ露骨なアプローチをしているのに気づいていないし。
そんなバカなことがあるわけない。うん。そうだよ……。
でも、もしそれが本当だとしたらそれはきっとお互い様だよね。
うん?
なんかおかしいぞ?
そもそも玲ってソニアのこと好きなんじゃなかったっけ?
いつからこうなったんだろう。
作品公開日 2022-02-12
ランキング
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4834位
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カテゴリ |
558位
(過去最高 133位)
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