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臭い手笛で出発進行
ID 25365
その他
- (PV) 4,308
- (しおり) 1
- 105拍手
最終更新日 2023-05-06 23:43
概要
奇妙なフェチ属性を持つ男子高校生と田舎の鉄道の女性車掌の物語。
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作品説明
4月、2年生になってからまだ間もないある日の帰り道。僕は足早に、高校から10分ほど歩いた所にある鉄道の駅に向かった。饐田、と漢字で書かれた駅名版が見える。これで「すえた」と読むなんて、高校に来るまで知らなかった。
ベンチに腰を下ろして10分もしないうちに、1両だけのディーゼルカーがやってくる。そしてその一番後ろから、黒髪のほんの少しぽっちゃりした女性車掌さんが顔を出した。
「停止位置、よしっ」
人懐っこさとかっこよさを感じるその声も素敵だ。けれど僕の視線は、すぐに女性車掌さんが首から下げた黒いプラスチックのホイッスルに動いていた。僕は開いたドアからすぐに車内に入って、車掌さんに一番近い席に陣取る。
女性車掌さんは僕以外に誰も乗り降りしないのを確認すると、左手に構えていたホイッスルをぷっくりした唇に近づけた。
「出発しんこーっ」
明るく声を出したあと、すぐにホイッスルを唇でキュッと咥える。
ピピィーーーーリリリッ!!
誰もいない駅に、プラスチックのホイッスルの甲高い音が響いた。そして、女性車掌さんは口からそっとホイッスルを抜き出した。吹き口と唇の間に、ねばっとした唾の糸が一本見えた。
やっぱり。僕の股間はゆっくりと突っ張り始めていた。
僕以外になぜか誰もいない通学列車の女性車掌さん。彼女が吹いている、とっても臭そうな唾にまみれたホイッスル。
僕にとって、毎日の欠かせない楽しみはこれに他ならなかった。
作品公開日 2023-04-24
ランキング
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3037位 (過去最高 1681位) |
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カテゴリ |
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