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人間と牛
ID 30752
妄想
- (PV) 718
- (しおり) 2
- 8拍手
最終更新日 2025-07-26 13:16
概要
人間だけミルクを飲むのは不公平じゃないのか!?
作品説明
20××年、とある科学者は言った。
「牛乳すなわちミルクは、我々人間が普段、口にしている飲み物だ。しかし、よくよく考えれば、人間だけがミルクを口にするというのは牛にとって不公平じゃないだろうか」
「確かに、そうですね!我々人間は、牛から栄養を摂取しているというのに、それじゃ向こうには何も利益がありませんよね!」
一人の男性が粋なり立ち上がり声を張った。
「分かるかい!?立花くん!!」
彼の名は立花翔太。科学者の助手みたいなものだ。
「ええ!!分かりますとも!!」
彼は素直でまじめな性格、いつも科学者である山本の言うことに従ってくれる。しかし、周囲の人は何だか不満げな顔だった。
「ん?君たち、どうしたんだい?私の意見が素晴らしくないというのかい?」
「いえ、そうじゃなくて……牛からミルクを取るのは我々人間にとって当たり前の事でありますので……」
一人の小柄な男性は、めそめそと弱弱しく答えた。
「君は何か思い違いをしているようだな。今の現状は当たり前とは言えない、我々がこれから行うことこそが、当たり前のことなのだ」
「これから?つまり、今までの概念は間違っていたと言いたいのですか!?」
男性は汗をかきながら、どこか焦りをもっていた。
「その通りだ。何か問題でもあるのかね?」
「い、いえ……」
当然、山本に否定できる奴なんている訳ない。なぜなら、山本は今まで数々の成績をこなしてきた特別な科学者だからだ。しかし……。
立花は小柄な男性の方をちらっと見た。
何か、これからのことで不安なものでもあるのか?いや、今はそんなことより……。
「それじゃあ、まずは場所の確保についてだが、こちらを見てくれ」
山本が何かのスイッチを押した。その瞬間、目の前にモニターが大きく映し出され、ぱっと画面が明るくなる。その明るさに研究者たちは思わず腕で目を隠した。
しばらくして、ゆっくり腕を離すと、そこには見たことも無い光景が広がっていた。
「や、山本教授、これは……」
「牛乳すなわちミルクは、我々人間が普段、口にしている飲み物だ。しかし、よくよく考えれば、人間だけがミルクを口にするというのは牛にとって不公平じゃないだろうか」
「確かに、そうですね!我々人間は、牛から栄養を摂取しているというのに、それじゃ向こうには何も利益がありませんよね!」
一人の男性が粋なり立ち上がり声を張った。
「分かるかい!?立花くん!!」
彼の名は立花翔太。科学者の助手みたいなものだ。
「ええ!!分かりますとも!!」
彼は素直でまじめな性格、いつも科学者である山本の言うことに従ってくれる。しかし、周囲の人は何だか不満げな顔だった。
「ん?君たち、どうしたんだい?私の意見が素晴らしくないというのかい?」
「いえ、そうじゃなくて……牛からミルクを取るのは我々人間にとって当たり前の事でありますので……」
一人の小柄な男性は、めそめそと弱弱しく答えた。
「君は何か思い違いをしているようだな。今の現状は当たり前とは言えない、我々がこれから行うことこそが、当たり前のことなのだ」
「これから?つまり、今までの概念は間違っていたと言いたいのですか!?」
男性は汗をかきながら、どこか焦りをもっていた。
「その通りだ。何か問題でもあるのかね?」
「い、いえ……」
当然、山本に否定できる奴なんている訳ない。なぜなら、山本は今まで数々の成績をこなしてきた特別な科学者だからだ。しかし……。
立花は小柄な男性の方をちらっと見た。
何か、これからのことで不安なものでもあるのか?いや、今はそんなことより……。
「それじゃあ、まずは場所の確保についてだが、こちらを見てくれ」
山本が何かのスイッチを押した。その瞬間、目の前にモニターが大きく映し出され、ぱっと画面が明るくなる。その明るさに研究者たちは思わず腕で目を隠した。
しばらくして、ゆっくり腕を離すと、そこには見たことも無い光景が広がっていた。
「や、山本教授、これは……」
作品公開日 2025-07-25
ランキング
総合 |
1147位 (過去最高 1147位) |
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カテゴリ |
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