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体温計と優しい執事
第1章 bad morning



『いいから今は甘えておけ』



優人はそう言うと、

半強制的に月の口の中へお粥を放り込む



「……ん!………美味しい!!」


さっぱりしていて、

小さく切ってある野菜も食べやすくて、

何より、塩味が美味しい




『風邪を引いた時のお粥は格別だよな』


お粥があまりにも美味しくて、

優人が冷ましているというのに

早く、早く!!

と、月は急かすのだったーー




なんとか無事に朝食を完食した月は

優人に渡された薬を服用して、

何とかひと段落した




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