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体温計と優しい執事
第1章 bad morning
優人は体温計の電源を切って
ケースにしまうと、
月にしっかりと布団をかける
『月、今日はダメだ。
ちゃんと寝て治そう』
「嫌だよ……せっかく今日は、
優人が外に連れてってくれるって
言ってたのに……」
だいぶ前から計画されてた今日の予定
優人がいろんな所に連れてってくれる
はずだったのに…………
ずっと楽しみにしてたのに、
こういう日に限って
私は風邪を引いたみたいです……
月はしゅんとして涙が出そうになる
ーーヒヤッ
「うわっ!」