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体温計と優しい執事
第1章 bad morning
が、病人なのには変らず、
頭がぼやぁっとして、少し眩暈がする
ーーいくら優人は心配してると言えど、
私がちゃんと動けることを証明すれば
きっと納得してくれるよね!!
とりあえず自分の体が
暑すぎて耐えられないので、
月は廊下に出て涼むことにした
部屋の扉に向かう月
だが、その足取りはふらふらしていて
早く歩けないので、
思うように真っ直ぐに進めない
扉に向かう途中、その姿が
全身鏡に映る
鏡の中の自分は顔が真っ赤で
いかにも病人の様だった