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第5章 激情のお仕置きタイム

　あたしが使うために購入したと思われても困る。変態みたいじゃんっ。
　てか、男用って言ってるのに！

「BL漫画の資料用に買ったの！　未使用よ未使用！」
「……なんでそんなの、僕に？」
「……柚留が嘘つきだから、浮気みたいなことするから！」
「してないってば！　本当にそんなんじゃないっ！」

　いつもあんまりあたしに言い返さない柚留が、今回の件では食い下がってくる。
　必死そうな柚留の顔に一瞬揺らぐけどーーでもやっぱり、他の女の人と楽しそうに話したり、髪を触られて笑っている柚留を思い返すと許せなかった。
　柚留に触れていいのは、あたしだけじゃなかったの？　そういうの、彼女の特権じゃないの？
　ーー柚留はあたしのなのに。
　独占欲が溢れてきて、止まらない。

「ーーじゃあもういいよ」