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第5章 激情のお仕置きタイム

　ピンク色のシリコン製の親指ほどくらいの大きさのおもちゃを手にとって、柚留は不安げにそれを観察する。

「これ……お尻に入れるんだよね？」
「当たり前でしょ、他に穴なんてないでしょ？　さあ、早く」

　柚留はまだ動けない。もう、授業始まっちゃう！
　あたしは焦れてローターを取り上げ、再び柚留のズボンに手をかけた。

「あ、待って、自分でする！　……トイレで、自分でするから……」
「本当に？」
「……うん」

　あたしからおもちゃを奪い、小走りにドアへと向かう柚留。

「それ、唾液とかで濡らさないとお尻の中傷つけちゃうからね、ちゃんと濡らしてねっ」

　こくんと頷いて、ドアに手をかけ振り返る柚留。
　まあ、それもサイトで読んだ知識だけど。
　そのまま柚留は空き教室を出ていった。