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あたしに全部見せなさいっ!~大学編~
第5章 激情のお仕置きタイム

 五分ほど遅れて教授が講堂に入ってきた。ざわついていた室内が徐々に静かになっていく。
 出席用の紙を配り、講義が始まった。
 柚留もおとなしく講義に意識を向けている。あたしはそんな柚留を見つめながら、そっと鞄に手を差し入れてリモコンのスイッチをオンにした。

「……っ!?」

 瞬間、柚留の体がぴくんとはね上がった。

「な……あ……っ」

 まだ一番弱いやつにしてあるけど、ちゃんどローターは振動を始めたみたい。柚留の反応でまるわかりだ。

「な、何? まりねちゃん……っ」

 あたしを振り向き、囁くように訴えかけてくる柚留。しかめた顔が扇情的だった。

「え、どうかした?」

 同じく小声で問い返しながら、わざとらしく首をかしげてみる。

「中……、う、動いてるよ……っ」
「あれ、なんでだろうね?」

 柚留の手が、あたしの服の袖をぎゅっと握った。
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