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ご主人様=ドSせんせい
第50章 勇気☆逃げない二人
どのくらいの時間がたったのだろう。
抱き合ったまま私達は、お互いの気持ちを伝えあった。
さっきまでの不安は、少し減ったような気がする。
ふと、星夜さんを見ると、いつもの強気な星夜さんに戻っていた。
そう、私は俺様で自信満々な星夜さんが好きなんだ。
星夜さんの顔を見て私はフフッと笑う。
「私はそんな星夜さんが、やっぱり好きです。弱った星夜さんなんて、星夜さんじゃないです。」
「俺はいつだって誰にも負けないけどな。」
「そうですね!」
「愛音!」
「はい?」
「愛してる。だから俺を信じていろ。」
「はい!私も愛してます!」
私達に、もう迷いはなかった。
絶対に私達の関係は、誰にも壊すことなんて、出来ないと証明して、二人で帰るんだ。
星夜さんと、私はお互いの手を強く握って、あの部屋へと向かった。