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第50章 勇気☆逃げない二人

｢何があっても、俺が守るから。だから、約束してくれ。絶対に無理はしないでくれ。」


そう言って、星夜さんが私の体をきつく抱き締めた。

いつだって星夜さんは、私を愛してくれた。

そして守ってくれた。

今度は私が星夜さんを、守らなくちゃ。

いつまでも、弱い私のままで守ってもらうだけじゃ駄目なんだ。

星夜さんは、私が守る。

どんな事があっても。

私達は強い絆で結ばれているんだから。

もう、怖い事なんて何もないんだから。

星夜さんの体を、私もきつく抱き返す。

私の決意が、星夜さんに伝わるように。