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ご主人様=ドSせんせい
第51章 絆☆試される愛
「うるさいわね!もう少しであんたの大事な先生が、私を抱くところを見せてあげられたのに!でも、あんたが他の男に犯されるとこを、兄さんも私も見れるし、どっちにしろ清々するわ。」
「琉亜さんも、一緒に助けるから。」
「はっ?何言ってんの?私は助けてなんて言ってないし。」
「私が我慢すれば、皆助かるから。」
「いい子ぶってんじゃねーよ!」
そう言って琉亜が愛音の頬を叩き終わると、親父が琉亜を殴り飛ばした。
「ご主人様…?」
「俺は、お前に何と命令した?星夜に奉仕しろと言ったはずだ。」
「でも…。」
「星夜をその気にもさせられないなんて、お前はこの女以下だ。命令に従えない女は必要ない。もういい。向こうへ行っていろ!」
「…っ!」
プライドが傷付いたのだろうか。
琉亜は何とも言えない表情で親父を見つめていた。
この親父に愛などないのに、琉亜は少しでも愛を感じていたのだろうか。
期待する意味なんてないのにな…。
そんな親父と琉亜のやり取りが終わると、親父は俺に言った。
「お前の女の本気をみせてもらうぞ。お前は、そこで静かにしていろ!」
もう親父を止める事は、出来ないのか?
愛音に何かあった時は…。
その時は…。
俺はぎゅっと唇を噛み締めて、決意した。