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ご主人様=ドSせんせい
第52章 愛☆貴方のためなら

親子のこんな歪み合いも今日で終わりにしよう。

私も、もう何も知らない生娘ではない。

初めてを星夜さんに捧げる事が出来たのだから、もう大丈夫。

今はとにかく、私の本気を榊原さんにわかってもらわなくては。

私が口先だけでなく、心から星夜さんと榊原さんの関係を修復したいと思っている事を。


「そうか、覚悟はいいんだな?俺に抱かれたお前を星夜は、嫌になるかもしれないぞ。それでもいいのか?」 

「大丈夫です。私は星夜さんを信じてます。もし、星夜さんが私を嫌いになったとしても私はもう一度、星夜さんに愛してもらえるように、努力します。でも、私と星夜さんは絶対にこんな事では、離れませんから。」

「………っ。」


私の言葉の後に榊原さんからの返事はなかった。

シーンと静まり返った空気の中、私は覚悟を決めて瞳を閉じた。

大丈夫。

私と星夜さんは離れ離れにはならないはずだから。

そして星夜さんと榊原さんも、少しずつでも歩み寄れるはずだから。

もうこれで終わりになる事を信じて…。





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