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ご主人様=ドSせんせい
第54章 帰還☆二人の時間
星夜さんの車まで運んでもらい、助手席に座る。
運転する星夜さんを見て、今までの正常な日常に戻ったのだと実感する。
車に漂う爽やかな香りと、振動に緊張もほぐれ、眠くなってきた。
信号待ちで車が止まると、星夜さんがチラッとこちらを見た。
「ん?どうした?眠くなったんだろ?寝てていいぞ。」
優しい星夜さんの声も、心地いい。
暗い車内で、外灯が星夜さんの顔を優しく照らす。
星夜さんと一緒にいるこの空間が、今まで以上に幸せに思えた。
星夜さん…
愛しています…
「おやすみ。愛してる…チュッ」
薄れ行く意識の中、星夜さん甘い言葉が耳に届いていた。