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ご主人様=ドSせんせい
第56章 永遠☆ずっとずっと
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴る。
私は今日も、音楽室の後ろの席に座る。
前の席には、先生を待つたくさんの女生徒。
相変わらずの人気な先生が、ドアからゆっくりと、顔を出した。
「おはようございます。今日もよろしくお願いします。」
黒ぶちの眼鏡をしたイケメン先生。
真面目なその姿からは、想像できない本当の彼の姿を皆は知らない。
本当の姿を見れるのは、私だけ。
「榊原先生、ここ教えてもらってもいいですか?」
近づく私の耳元で、先生のほんとの顔がチラッと現れる。
「放課後音楽室に来いよ。」
私はゆっくりと頷く。