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ご主人様=ドSせんせい
第56章 永遠☆ずっとずっと
今日もまた、音楽室で先生との秘密のレッスンが始まる。
「ねぇ、せんせ。」
「ん?」
沈む日の光が音楽室を優しく照らす。
二人だけの時間。
今だけはいつもの教室も、甘い甘い空間へと変わる。
先生の膝の上に座る私の髪を先生が、指先でクルクルといじっている。
「色々あったけど、私、先生の事今までよりずっと…す…!」
好きって言おうとした私の唇を、先生が指先でチョンと触り、その先の言葉をさえぎった。
…………?
先生がそうした意味がわからず、不思議な顔をした私に先生がクスッと笑った。