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ご主人様=ドSせんせい
第56章 永遠☆ずっとずっと
二人の様子を見ていた先生が、服を整えながら、静かに返事をした。
「悪かったな。確かに滝澤の言う通りだ。」
いつもは、何かと言い返してくるのに、今日は素直に謝る先生に、拍子抜けしたのか柊斗は、「いや、別に。」と、さっきまでの勢いが消えていく。
先生がこんなに素直に謝るなんて、ほんとに珍しい。
そんな事を思っていると、先生が私を膝からおろした。
甘い時間が終わり、いつもの音楽室に戻ってしまったことが、少しさびしい。
私と先生の空気がかわったことに、柊斗と花菜が気をつかうように言った。
「俺達は先に帰るから、次からは、ちゃんと鍵かけろよ。」
「愛音、またね!」
先生に頭を下げ、二人は教室を出ていった。