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ご主人様=ドSせんせい
第56章 永遠☆ずっとずっと
「お前の事だ、また悪い方に考えているだろう?」
「………。」
「別れると思ったか?」
先生の言葉に私はコクンと頷いた。
「まだわからないのか?俺がどれだけ、お前を愛してるのか。」
涙がたまる瞳で先生を見つめると、流れた涙を先生が指でぬぐってくれた。
「別れるはずないだろう。」
「じゃあ、なんで…?」
「さっきの滝澤の言葉で、思い出した。お前と俺は恋人だけど、ここでは教師と生徒だって事。今更って思われても仕方ないけど、現実に戻った気がした。」
「せんせ…。」
「ほんとは、一番忘れてはいけない現実だよな。」
そう言った先生の顔は、さっきの恋人の顔から、いつも生徒に見せる先生の顔に戻っていた。